Box #10 着地点

何事においても着地点を考える事は重要。

中嶋孝文選手は2012年8月6日、日本スーパーバンタム級タイトルに挑む。

世界チャンピオンを目指すボクサーにとっては通過点ではあるが、

三段跳びで例えると、一つの着地点とも言えるだろう。

自分もやる事全部で着地点をよく考えるようになった。

達成して気づく事もあり、途中で気づく事もたくさんある。

ただ、着地点を考えるとやる事を絞れる。

僕は彼のタイトルマッチの夜24時をもって33歳になり、プロボクサーには二度と復帰できなくなる。

今の僕にある着地点は、写真を撮って一般の人にリアルなボクシングを伝え、興味をもってもらう事。

エビスロード

この写真もフォトテクニックデジタル誌に掲載していたもの。
ビートルズのアビイロード的な事はたぶんほとんどの写真家がやりたくなるのかな・・・?
たぶんこの写真を見たら単純な写真に見えるかもしれないけど実際は意外に難しい。
3テイクくらいしただろうか、モデルの脚のタイミングに合わせるのが難しい。
背景を固定して、予めここへ来たらシャッターを押すというのを決めておく。
一人だからまだ良いが、数人居たらもっと難しいのかも。

この写真で良かったのはモデルさんの演技と、タクシーを入れた事。
雨が降ったり止んだりしていたので、右手で雨を確認し傘が右に振れているのが絵になった。
欲を言うとNDフィルター使って光量を落とし、シャッタースピードを1/30くらいにして撮っていたら
タクシーがイイ感じに横にブレていただろう。
この写真はシャッタースピードが速くて、完全に止まってしまっている。
シャッターを押す直前で入れようと思ったので、仕方ないのかも。

Camera : Canon 5D MarkⅡ
Lenz : Nippon kogaku Japan NIKKOR-S Auto 1:1.4 50mm

ボクダンガン


以前、玄光社フォトテクニックデジタル誌に掲載していただいたもの。
ミュージシャンのボクダンガン。
昔、彼とは机を一緒に並べて学び、野球も一緒にやっていた。

夕方の逆光を狙って日中シンクロしてみた。
Gibsonのサンバーストが鮮やかに写って、お気に入りのアー写。
ボクダンガン公式サイト

Camera : Canon 5D MarkⅡ
Lenz : Sigma 12-24mm
Speed Light : Nikon SB-900