Box #16 最終ラウンド、グローブを合わせるルール

ボクシングには最終回の打ち合いを開始する前、ボクサー同士はグローブを合わせなくてはいけないルールがある。
どうやら一般のお客は初回のラウンドと最終ラウンドのグローブ合わせでルールの誤解があるようだ。

日本スーパーバンタム級タイトルマッチ

↑日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 中嶋選手と大竹選手(最終ラウンドゴング後)

ボクシングの最終ラウンドのグローブを合わせるルール

↑国際ジム 飯田選手(最終ラウンドゴング後)

最終回前のインターバル中にレフェリーから選手は次のような事を言われる。
「次は最終回だからゴングがなったらリング中央でグローブを合わせるように。」
そして、最終回開始のゴング後、レフェリーは両ボクサーの腕を持ちグローブタッチをさせ、
打ち合いが開始される。
これが最終ラウンドのルール。
僕も最終回の前に言われた記憶があり、すごい力で引っ張られたのを覚えている(笑)

問題は最初のラウンドだ。
「初回ゴング後」はグローブタッチの義務は無い。
いきなりパンチを打っていくと、ルールを誤解した客やセコンドから、
いきなりパンチを出す事がダーティーとされ、時に物言いがつく事が時々あるらしい。

ルールブックにも記載があると噂を聞いた事があるのだが(? 僕は知らないが)
もしあったとしたなら、それは選手のコールが終わり両陣営がリング中央に集まり、
レフェリーがルール説明をした直後に合わせるグローブタッチの事に該当するのだろう。
つまりルールがあるとするなら「初回のゴング前」だ。
初回の「初回のゴング後」にレフェリーがグローブタッチを義務づけた試合は見た事が無い。

ドリームジム三浦会長と中嶋孝文選手

↑コール後、リング中央でレフェリーによるルール説明があり、グローブタッチをする(初回ゴング前)
ドリームジム中嶋孝文選手と三浦会長(左)

初回ラウンドのゴング後、ファーストコンタクトは、
グラブタッチをしても、
グラブタッチをするふりをして打ちに行っても、
いきなり走って行ってパンチを出すのも、
いづれもルール違反ではない。

ただ、一般のお客が観るときはゴング後にグラブタッチをすると
スポーツマンシップに乗っ取っているように見える割合が高くなるのかもしれない。

↓初回ラウンド開始後、グローブタッチをする飯田選手(初回ゴング後)
国際ジム 飯田選手

一般の人と観戦していると、たまに初回開始直後に打ちに行った時に質問されるので

あらためてボクシングのグローブタッチ考えてみた。

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